リズムラインさんからオーダー頂いた SASUKE です。
オーナーの野口さんからはレールを薄めに!という要望を頂戴しています。
なので、カスタマーの身長や体重などを参考にご希望に沿ったレールにカスタマイズしました。
これは俗にテーパーレールと呼ばれるレールです。
レールを薄めにといっても、その形状は千差万別でカスタマー個別の条件と状況に合わせて選択したレールに調整して削り分けをしています。
まずカスタマーを頭の中にイメージして、そのカスタマーにとっての最適なサーフボードを具体的に頭の中に構築し、イメージ通りのサーフボードに仕上げるのが私の仕事です。
サーフボードの性能は、テイクオフが早い、よく走ってスピードが出る、回転性が良い、といったことを求められます。
これがすべて搭載されたサーフボードがマジックボードと呼ばれる究極のサーフボードなんだと思います。
で、カスタムする上でもっとも重要なのはレールなんですね。
車に例えるとハンドリングです。
操作しやすいのか、し難いのか、思いとおりによく動くのか、動かないのか、
サーファーがサーフボードを評価することにおいてもっとも気になる重要なポイントですよね。
最良のレールを選択するということ、これは画一的な既製品 ( 工業製品 ) には選択肢がまったくないわけで、これがカスタムオーダーの真骨頂なんです。