
KAMUY 5.8
シェープルームには独立した蛍光灯の光が両側からフォームを照らすようになっています。
この光でできる影からフォームの凸凹を判断し、修正してクリーンなツルツルした表面に仕上げます。
これのためにシェープルームは光を遮断して室内を暗くしているのです。
フォームにできる影も明るめとか暗めとかシェーパーの好みがあるように思います。
私の場合は少し明るめかもしれませんね。
さて上の写真は、両側から光があたっている状態です。
こうやってみると綺麗に仕上がって、すでに完成しているように見えなくもありませんね。

これは前の写真と同じなのですが、光を片側からしかあてずに撮影したものです。
そうすると最初の写真とはまったく違った景色になって、右と左では仕上がり状態が違っているのがわかります。
左は一般的な仕上げと言われている#240をかけたところ、面が粗く軽い凸凹がまだ残っているのが解ります。
私的には、これではまだまだダメ!で納得が行かないのです。
右はシルキータッチと私が勝手に呼んでいる、さらに細かい#600で仕上げたものです。
皆さん、この違いが解りますか?
このボトムのフィニッシュの仕上がりの違いが、
ハイクウォリティーな仕上がりがサーフボードの滑り・走りに違いが生まれ、
じつは性能上において大変重要なファクトだと考えています。
これはシェーパーとしての私のこだわり、
手間をかけることを避けてはなりません、妥協することなく納得が行くまで丁寧な仕事をすることが他所様との違いを生むのだと考えています。