一般的にサーフボードのボトムロッカーというとストリンガーを指すのが普通だと思います。
私がシェープするサーフボードのほとんどにはノーズからテールまでフルコンケーブが入っています。
で、私のボトムは 2 in 1、1つのボトムに2つのロッカーを組み合わせていると、これまでにも何度か述べて来ました。
それは滑る(走る)ためのロッカーと曲がる(ターン)ための相反する2つのロッカーで構成されているんだ!ということですけど・・・
でも、本当は第3のロッカーもあるんです。
じつは、これがさらにもっと重要なロッカーだと私は考えています。
ラウンドピンやピンテールは、ストリンガーが常にサーフボードの中心を担っています。
ですが、例えばスワローやフィッシュテールはどうでしょう?
ターンをする時は、サーフボードの中心がノーズからフィッシュの先端を結んだ線がサーフボードの中心に移動すると私は考えています。
画像を見て頂くと理解できると思うのですが、JENNIFER にかつて私が好んで使っていたクラークフォームの 6.3 R + 1/4 のブランクスのボトムロッカーをコピーして作ったゲージを、ノーズからフィッシュのテールエンドの上に乗せたところです。
ラウンド、ラウンドピン、そしてピンテール以外の角のあるテールはすべて同様のことが言えるのですが、このラインがターンをしている時のサーフボードの中心になるのです。
そう考えると、この見えずらく解りにくいロッカーがサーフボードの中心となってターンをしているのですから、いかにスムーズなラインでできていてどんな波の面にも綺麗にフィットするか!
モデルによってもそれは異なるわけで、
また、その時々のサーフィンスタイルによっても変化するので、
その変化の影響も受けながら、私は常に最上の理想的なラインを追求しています。
まあ、そんなことも含めてサーフボードのシェーピングについていろんな角度から考えているんだな〜。