
シェーピングルームは暗いのが基本です。
そして、サーフボードのシェーピングルームでもっとも重要なのはライティングです。
多くのシェープルームの壁は黒色やブルーが多いのですが、私のシェーピングルームはあえてグリーンを選びました。
グリーンは目に優しいかなと思うのと好きな色だから、それ以上の理由はありません。笑
で、シェーピングは左右からフォームを照らす蛍光灯の光によって映る影を見ながら、凸凹がないか、ラインが繋がっているかをチェックしながらシェーピングします。
ラインの集合体が面で、これらの複雑な3次元の曲線で構成されたフォルムによって美しいラインのサーフボードは出来上がっているんです。
蛍光灯の光は、左右両方から照らす場合と片方から照らしてシェーピングする場合があります。
片方から照らすとフォームの表面のシビアなバンプ(凸凹)がより鮮明に見えるんです。
そのバンプを可能な限り取り除いて、如何に美しい曲線の面ツルに仕上げるかがクウォリティーのレベルを決めるんです。
ボトムなどは、特に滑りや走りという性能に大きな影響を与えます。
だから、特に念入りに時間をかけて妥協しないシェーピングを行います。
そして、2枚の写真をご覧下さい。
右側は一応仕上がっていて、左は荒削りした状態です。
右からの光でのシェーピングが OK といっても、左からの光では見えなかったバンプが出てくることが度々あります。
その逆も然りです。
なので、両方からの光でシェーピング、そう!ダブルチェックをします。
そうやって高度な精度の仕上がりを常に追求することが大切なのです。
そうすることが至高のマジックボードへの一歩なのだと思っているからです。
I-MODE-D / HITOY SURFBOARD は、こういった手間暇を惜しみなく時間をかけてシェーピングすることを信条としています。
常にベストを求めて!、お客様に極上の1本をお届けすることに努めています。
量産型じゃない、こだわり抜いたオンリーワン!のサーフボードを求めているサーファーの方に乗ってみて頂きたいものですね。