SERAI 6.10
突き詰め始めたらシェーピングにキリはない。
特に Bottom のシェーピングはサーフボードの走り ( 滑り ) において本気に重要!です。
自分の場合、Bottom のシェーピングのクウォリティーを突き詰めて行くとそこはエンドレス、
完璧に納得して完成することなどどこまで行ってもないような気がします。
何故、そこまで突き詰めるのか、
その理由を自動車の車体 ( Surfboard ) と道路 ( Bottom ) の関係に置き換えると解り易いと思います。
道路が凸凹していたら車体は上下に振動して安定しないし、抵抗が大きいのでスピードは出ないし、出すこともできません。
また、道路の轍も同様で車体は左右に振れて直進性がなく安定しません。
Bottom のコンケーブの中を整流された水がスムーズに流れないということは安定性がなく、滑り ( 走り ) も悪く、スピードも出ないということなのです。
なので、道路 ( Bottom ) はクリーンな面ツルであることが重要なのです。
凸凹は、小さい波やパワーのない波では滑りが悪いのでテイクオフが遅いとか走らないなどと感じるだけかもしれません。
それはそれでとても問題なのですが、
でも、サイズがあってパワーのある波、波面が固い波でもスピードが出ないだけでなく安定性もなくなるのですからワイプアウトの可能性が高くなります。
それは怪我のリスクにも繋がるわけで、そういう視点からも Bottom のクウォリティーは本当に重要なのです。
だから、たっぷり時間をかけて妥協のないシェーピングをするのです。