現在、ハワイには Taku chan、Chad san、Hono chan という3名のアンバサダーがいます。
私のサーフボードはローカルなドメスティックブランドですが、日本という狭い地域にこだわることなく、世界で通用するインターナショナルなサーフボードという視点でシェーピングしています。
ハワイには世界最高峰の波があり、世界中のサーファーを虜にするサーフィンの聖地です。
冬のノースショアには世界中のトップサーファーが集まると同時に世界中の名だたるサーフボードも集まります。
差し詰め世界のトップサーファーとハイレベルなサーフボードの品評会の様相を呈しているわけです。
そんなハイレベルなサーフィンの聖地で自分のシェープボードがどれだけ通用するのか、他と比べての立ち位置はどの辺にあるのかを知ること。
そして、アンバサダーからのフィードバックをシェーピングに反映させてサーフボードを更なるステージへ進化させるという目的があります。
ハワイではロゴマークだけでサーフボードを評価しません。
ロゴマークよりも、サーフボードが本当に調子が良いのか、悪いのか、サーフボードの性能がすべての評価基準です。
忖度のない!適正な評価を得ることができるハワイは私にとって魅力的で素晴らしい場所と思っています。
では、その評価はどうなのか。
Taku chan は「CT 選手も使っている、誰もが知るインターナショナルシェーパーのサーフボードと遜色のない性能です。テイクオフは長瀬シェープの方が早いくらいです。」
「海の中でも駐車場でも知らないサーファーからサーフボードを見せてくれ!と言われ、これまでに100人以上の人に声をかけられている。」
「友人からそのサーフボードは幾らで買えるんだ。」と尋ねられたそうで、Taku chan から真面目に相談を受けたことがあります。
そして、Chad san に「どうして長瀬さんのボードを使わないの?」と聞いたら「しょぼい波でサーフボードを壊すと嫌なので、スペシャルな波以外では使わないよう大切にしている。」と。
また、或る時のライフガードタワーで「どのサーフボードが調子が良いか?」という話題になった際に Chad san は「ジャパニーズの長瀬さんのシェープボードが調子良いよ!」と話していたそうで、この話を聞いてとても嬉しくなりました♪
先日、日本に来た Chad san が「友人からそのサーフボードは買えるのか?」と相談されたとも言っていたので少なからずニーズはあるのだと思います。
ですが、残念ながら日本からハワイへサーフボードを送る手段はありません。
あるのはハンドキャリーだけです。
Hono chan も海の中でいろんな人にロングボードのことを聞かれるそうで、お母さんも知り合いから Hono chan のロングボードのことを聞かれると話していました。
このようにサーフィンの聖地ハワイでも少なからず注目されることに加えて良い結果を得られていることはとても喜ばしく思っています。
ちなみに、ハワイへ送っているサーフボードも日本で売っているサーフボードもシェープは同じです。
日本用だからとか、ハワイ用だからとか、シェーピングの削り分けはしていません。
すべて同じシェープボードです。