今朝納品されて、
連絡を差し上げたら午後にはお客様がご来店。
ミッドレングス JIGEN 6.6
デッキはティントのダーク系グリーン、
ボトムはグリーン系をベースにした多色のアブストラクトの両面インサイドカット。
これがとてもいい感じに仕上がっています。
じつはこのボードのスペックは 6.6 x 20-1/2 x 2-1/2 x 40.0 L なのですが、
EPS フォーム?と勘違いしてしまうくらいに超軽量に仕上がっているんです。
おまけに 2/3 のデッキパッチを入れて、この部分は3層にラミネートして頑丈にしてあるのにです。
それは 5.10 の一般的なショートボードと変わらないくらいの重さに感じます。
理由は?
シルクのようなきめ細かに仕上げるシルキータッチという独自の仕上げの副産物なんです。
シルキータッチ仕上げというのは可能な限り表面のバンプ(凸凹)をなくして、
歪みのないクリーンな面に仕上げることによって滑走性能の向上を目指している仕上げのことをそのように呼んでいます。
答えは、表面がツルツルなので樹脂をあまり吸わないからなんです。
凹みとか剥離とかしやすくなるんじゃないの?と思われがちですが、
これまでの実績データとして一般的なサーフボードと比較しても特別多いわけではなく、その心配は少ないです。
これはブランクスのクウォリティーの問題が主因であって、US Blanks はすごく安定しているフォームなのでトラブルが少ないみたいです。
さて、お客様も出来上がりには大満足で「早く使いたいなあ〜!」だそうでございます。
そして、「ニューボードはテンションが上がるな〜!」ともおっしゃっていました。
確かに!ですね。
自分の経験ですが、ここ8年ぐらいで、長瀬さんの板を10本乗りましたが、折れたのは、一本だけです。その時も、膝ぐらいの浅さのリーフの上で、オーバーヘッドの分厚い掘れた波がモロに板の真ん中にヒットしたので、自分のせいです。
いつもハワイやインドネシアの浅いリーフでパワーとサイズのある波でサーフィンしまくってるのを考えると、信じられないぐらい長持ちしています。
週5日8時間熱帯のビーチに持って行って車の中に入れっぱなしの時間も長いですが、一度も剥離したこともありません。
また元がとても軽いので、50回以上リペアしてもまだ充分乗れます。
以上のことが長瀬さんの板のコストパフォーマンスの高さをデータで証明してると思います。