リーシュコードを取り付けるためにあるリーシュカップ。
一般的にはそれが普通。
でも、それだけじゃないんだな〜。
これは Fin Box が埋め込まれてないとできないんだけど、リーシュカップがなかった頃のアイデアから生まれたシステム。
Box からデッキまで穴を開けて貫通させ、そこにリーシュを止める紐を通してあります。
たぶん、強度的にはこれがもっとも最強だろう。
今ならリーシュカップをチョイ〜!って取り付けちゃえば簡単でいいんだろうけど、これがクラフトマンのディテールへのこだわりというもの。
渋い!、そして深いのです!
これはロービングというリーシュコードを付けるためのもの。
これも昔から受け継がれているクラシックな手法。
ガラスクロスの紐を何本も合わせて樹脂を含浸させて作ったロービングを写真のように加工します。
手間がすごく掛かりますが、強度はリーシュカップよりも丈夫と言われています。
なので、ノースショアへ持って行くガンにこのロービングを使う人もいるんです。
見る人が見ればその手間と奥深さが解るディテールのサーフボード作り、そこには代々受け継がれてきた技術とクラフトマンシップが息づいているのです。
そう、物語があるのです。