他の方々がどう考えているのか話したことがないので解らないけど、
私の場合、サーフボードをデザインし、そしてシェーピングする上で1番重要なことだと思っている事。
それは ” Take Off “。
うねりの状態からサーフボードがす〜っ!と滑り出し、掘れ上がって来た波の斜面を一気にボトムへ向かって滑り降りる。
滑り出しが遅く、滑り出しているのにサーフボードが Take Off を躊躇したかのように波のトップで一瞬ステイしてボトムに降りて行かないなんていうのは、まさしく調子の悪いサーフボードの典型だと思っています。
何事も最初が良ければその後も良し!、でも最初が悪ければ最後まで足を引っ張られてなかなかリカバリーしきれないものです。
時々、Take Off は早くないんだけど、否!どっちかというと遅いんだけど、乗ると調子が良いんだ♬とおっしゃる方がいらっしゃいます。
本当にそうですか?、その方の感じ方はそうなのかもしれませんが、私はそうは思いません。
これまでに、今で言うところの CT 選手のサーフボードを試す機会が何度かありましたが、1本も Take Off の遅い、滑り出しの悪いサーフボードはありませんでした。
逆に浮力は少なめなのに滑り出しの早いサーフボードが多かったです。
このことからして、一般的に Take Off の遅いサーフボードを調子の良いサーフボードとは言わないだろう!ってことです。
フラットなロッカーに厚めのシェープで浮力があれば Take Off はめちゃ早いだろう!と思われがちですが、
確かに Take Off は早いことは早いのですが、でも思ったほどじゃないな!っていう経験はありませんか?
逆にそこそこロッカーもあって薄くて浮力は少ないから Take Off は遅いだろうなあ!と思っていたのに、これが予想を覆して Take Off が意外にも早かったりなんていう経験はありませんか?
その理由はサーフボード全体のバランスだったり、シェーピングのクウォリティーの違いだったりするんですよね〜♬
初心者だからそんなにいいボードじゃなくて良いです。
とおっしゃる方がけっこういらっしゃるのですが、それは間違いです。
初心者だから初心者に合ったデザインとスペック、そしてクウォリティーの高いサーフボードが必要なんです。
けっして金額のことじゃないですよ!、クウォリティーの問題です。
初心者の方はパドル力もなく、基本的なスキルが極端に劣っているわけですからサーフボードに大きく依存しなくてはならないんですね。
サーフボードに力量不足をカバーしてもらわなくてはならないわけです。
だから、自分の力量に合ったクウォリティーの高いサーフボードを使うことが上達への1番の近道なんですよ〜。
あ〜、でも初心者の方は何本もサーフボードに乗ってみた経験がないから良し悪しの判断がつかないというのもありますね。
だからサーフボードってこんなもんか!って、
う〜ん、判断できないね。
なんて訳の解らんことを早朝から書いてしまいました。
皆さん、Have a Nice Day ♬
良い休日をお過ごし下さい。