JIGEN
6.2 x 20-1/2 x 2-5/16 x 35.34 L
身長165cm、体重63kg のお客様のカスタムオーダーボード。
オルタナ系ボードということもあり、コンプ系ボードに比べてフローテーションは大きく余裕を持たせたオーバーフロー設定になっています。
そのままのシェープだとレールが分厚くて浮き過ぎのためにレールが水の中に入れ難くてターンがし難いものになってしまいます。
なので、動き (ターン) も非常に鈍臭い動きしかできないでしょう。
そのために、体重に合わせてテーパーレールを施してシャープでクイックなサーフィンができるようにカスタマイズしました。
これでスタイリッシュなサーフィンができるようになります。
ただ、かなりレールのボリュームを削り落としたので、
浮力につては確実に1リッター程度は減っているだろうと思います。
なので、その辺りも最初から考慮してリッター数を設定するようにします。
そしていつも言いますが、
サーフボードのフローテーションバランスはとても大事です。
シェーパーが完成したフォームを小脇に抱えてノーズを上下にスイングさせているのを見たことはありませんか?
これはサーフボードのフローテーションバランスをチェックして、
サーフボードのバランスの中心が何処にあるのかを確認しているのですが、
サーフボードの基本構造を測る上ではとても重要な指標になるのです。
スキーでも同じようなことをします。
スイングウェイトというのですが、
スキーの中心を持って左右にスイングさせた時に先っぽが軽く感じれば操作性も軽く動かし易いということなのですが、じつはサーフボードもこれと同じなんですね。