「Aloha!
ハワイには先週の月曜日から、5年ぶりぐらいの大きなサウススウェルと、季節はずれのノーススウェルが入って、島中どこも波が大きい理想的なコンディションが一週間続きました。
一番ヘビーだったのは、火曜日のシークレットスポットでした。
分厚い6-8フィートのパイプラインのような波に、チャドは6’0” Kirinji, 自分は6’6” Cynthia でパドルアウト。
チャドは爆弾みたいなレフト、自分は5-6フィートのヘビーなライトを3本メーク。
板のテークオフの早さ、立ってからのスピードと安定感に感謝感謝でした。
このコンディションで怪我なく良い波に乗れるのは、本当に良い板じゃないと難しいので。
他の日は、アラモアナ、マイリー、マカハ、エバビーチなどのスポットで、5’10” Kirinji, 5’6” Jennifer でサーフィンしまくりました。
マカハは6-8フィートの中で、5’10” のショートボードでキッチリ3本決めて上がることができました。
板のパドルスピード、テークオフの早さ、乗ってからのコントロールがパワーのある癖のある波を綺麗に乗るのに、本当に役に立ってました。
ウィンターシーズンも最高の波でしたが、サマータイムも出だし最高です!✨」
ハードで危険なビッグウェーブになればなるほどサーフボードへの信頼感がないと波に突っ込むことはできません。
怪我で済めばまだ良いのですが、最悪の場合は命の保証に関わってくるのですから、それほどにサーフボードはサーフィンにおいて重要な存在なのです。
例えば、ワイメアガンは特定のシェーパーに何年待ってでもシェーピングして欲しいと依頼するプロサーファーやエクセレントサーファーが後を絶つことはありません。
ワイメアまでじゃなくとも身近な波に例えて日本の台風の波を思い浮かべてみて下さい。
切り立ったビッグスウェルをテイクオフ、下がなくなってフリーフォールするようなヤバいレイトテイクオフをしなくてはならなくなった状況で Go for it ! できるのはサーフボードに対する絶対的な信頼感がハートを後押ししてくれるから行けるのです。
信頼できなければ突っ込むことを躊躇してサーフボードを引いてしまうことでしょう。
私はサーフボードシェーパーとして、プアな湘南の波をホームにしていても常にそのことを念頭にシェーピングしています。
ハワイの4人のテストパイロットにサーフボードを提供している理由は、世界中のどこの波でも調子良く対応するインターナショナルなクウォリティーを持ったサーフボード作りを目指しているからなんです。
そう、すべては世界基準から始まる!のだと考えています。