10年以上も前の出来事。
私のシェープボードをオーダーして下さった或るお客様に「ニューボードの調子はどうですか?今までの (外国製) サーフボードと比べてテイクオフはどうですか?」と質問したところ返ってきた返事が「今までのサーフボードの方がテイクオフが早いです!」とのこと。
私「えっ!そんなはずは〜???」と、とほほほ ↓ になりました。
どう考えても私のシェープボードがテイクオフが遅いなんてそんなことは有り得ない!という絶対的な自信があったので?????と私の脳は困惑してしまいました。
で、よくよく状況を聞いてみると「今までのサーフボードの方がテイクオフしてボトムに滑り降りるスピードが早い!けど、私のシェープボードはそれに比べるとスピードが遅い!」という。
さらに詳しく聞いてみると、今までのサーフボードは常にレイトテイクオフで掘れたところからストン!と落ちるようにスタンドアップして、その後の波は前が落ちてしまってショルダーを滑ることはほとんど出来なかったそうです。
で、私のシェープボードは掘れていないうねりの状態から滑り出すので、まだ斜面に角度がない状態でスタンドアップするので初速はレイトテイクオフほど早くないのですが、ちゃんとショルダーは滑れるという。
これをお客様はスピードが遅いと理解しておられたのです。
ふむふむ、解釈の仕方によってはお客様がおっしゃっていることは間違っていないと思います。
でも、一般的にレイトテイクオフはレイトなのですから遅い訳で、テイクオフが早いというのはうねりの状態からす〜っと滑り出すことを言うのだと思うのですが、このお客様の理解の仕方は異なっていたのです。
この時に思ったこと「う〜ん、日本語は本当に難しいなあ〜!」ってことでした。笑