最近、シェーピングにおける 気づき！というか 発見！というか とにかく シェーピングのクウォリティーを さらにアップさせる術を見つけた という自己満足。 こういうちょっとしたことの繰り返しが 辿り着くことのない頂上への道標になるんだと思ふ。

  立て続けに TRANSITION BOMB ラウンドピンテールのシェープ、今回のサイズは 6.6。 TARANSITION BOMB の特徴として、ミッドレングスとしては珍しいかも？しれないアウトラインにあります。 それはワイデスポイントがセンターよりもテールよりにあるということ。 ボリュームゾーンがテールエリアにあるために、テイクオフしてスタンディングした位置でアクセル、ブレーキ、ハンドリングができるようになっているということです。 いわゆる一般的なショートボードと同じアウトラインのバランスということで、ショートボーダーには違和感なく乗れるミッドレ

  生物は生き残って行くために自然環境に合わせて独自の進化を続けて来た訳で、それにはちゃんとした意味があるのだと思うのです。 そう考えると、鳥や魚や昆虫なども物理的に意味のある進化をした結果だと思います。 写真にあるジェット機が隣にある鳥達からデザインされたものなのか、その真偽は不明です。 だけど、説得力はあります。     この自然環境に合わせて進化した生物達の形状から着想をもらわない理由はありません。 Twin fin にセットアップする Stabilizer fin を作ろうとした時に閃いたインスピレーション。 じつは、この S

  BOMB のカスタムオーダーです。 お客様からは「レールは薄めを希望」ということで身長や体重、サーフィン歴などのデータと、これまでシェーピングしてきたカスタムオーダーボードのデータを取り出してお客様に最適な解を見つけてカスタマイズシェーピングを行います。 右側がカスタマイズし終えたデッキフォイル、左側はマスターデータからマシンが仕上げたままの状態。 右側はデッキからレールにかけて右側全体をシェーピングし直していることがお分かりいただけることと思います。 この微妙な匙加減はこれまでの経験の中から得た感性のフォイルシェーピングです。 感性のフォイルってか

  Rera は、かつてのメインストリームだった Speed Master の流れをくむ現行モデル。 まずは、あえてノーズコンケーブを設けず、レールはソリッドなターンを可能にするテーパードダウンレールとテールエンドにはハードなエッジが施されているということ。 それはシンプルであることをシェーピングコンセプトにノーズライディングからパフォーマンスサーフィンまでこなすオールラウンドボードに仕上げたかったから。 そして、こだわったのはテールエンドに施したテールフリップ。 これがあるのとないのではぜんぜん違うんです！ これは回転性とノーズライディングに関わるもの

  KAMUY / RETROTIME I-MODE-D / HITOY SURFBOARD のラインナップの中でも突出したテイクオフの速さを誇るモデルの１つにも関わらず、その特徴をさらにアップグレードした最新のボトムです。 1 ) テールロッカーをマイナスしてさらにローに。 2 ) 従来モデルよりもテールの Vee を強くしています。 3 ) すべてのモデルに共通して採用しているズドーンとストレートに抜ける最新のディープコンケーブ。     どう進化したのか？ テイクオフの速さとスピードとドライブがさらにアップ！ サーフボード自身の

  SERAI 6.10 突き詰め始めたらシェーピングにキリはない。 特に Bottom のシェーピングはサーフボードの走り ( 滑り ) において本気に重要！です。 自分の場合、Bottom のシェーピングのクウォリティーを突き詰めて行くとそこはエンドレス、 完璧に納得して完成することなどどこまで行ってもないような気がします。 何故、そこまで突き詰めるのか、 その理由を自動車の車体 ( Surfboard ) と道路 ( Bottom ) の関係に置き換えると解り易いと思います。 道路が凸凹していたら車体は上下に振動して安定しないし、抵抗が大きいのでス

  今日は Custom order の Mid Length、 JIGEN 6.6 Dark wood stringer アンダーグラウンドなローカルシェーパーが作るサーフボードは、誰が乗っても他とは絶対的な違いが解るくらいのサーフボードでなくては選んでもらえないものと思っています。 その領域までに到達できているのかどうか解りませんが、それに向かっての頑張りを楽しむように意識しながら日々シェーピングしています。 テイクオフが早い、よく走る、よく動く、サーフボードに求められる究極の３大要素。 これをすべて兼ね備えているのが Magic board と呼ば

  今日は JENNIFER のカスタムオーダーを頂戴しました。 相変わらずの人気振りです！ Y 様、ご注文ありがとうございました！ マジック、楽しみにしていて下さいませ！ 夏が近づいて、ここへ来てサーフボードの受注が活発化して来ています。 本当に有難いことでございます！感謝 ♪ さて、昨日から手を入れ始めた変わり種系カスタムオーダーボード、 そう！ HYBRID JENNIFER の変わり種です。 HYBRID JENNIFER は JENNIFER が持つ優れた特徴を残しながら、 いろんな方向へ派生して多様化という進化の道を辿っています。 このムーブ

  先日シェーピングしていた BASIC ENIGMA / EPS です。 私のシェーピングするサーフボードの理想は、 高性能であることは必須！、 それは当然なことな訳であって、 さらに、ひと目見て ” カッコイイ！” とか ” キレイ！ ” とか、 誰からもそう言われるようなビジュアル的な美しさ！も備わっているサーフボード作りを目指しています。 テーパーレールからつながるデッキのフォイル。 そこにから生まれる美しいアウトラインの曲線。 贅沢なほど時間をかけて納得が行くまでフルシェーピングした作品、 いい感