楽に早くテイクオフをするには、どんなサーフボードにすれば良いのか？ 誰もが直ぐに思い浮かぶのは浮力をアップするという方法ではないでしょうか。 それは正しいことは正しいんだけど、それだけに頼って解決するのは短絡過ぎて面白くない。 私のシェーパーとしてのプライドが、シェーピングの科学的なノウハウを使って浮力に頼らないテイクオフの早さを実現したいと思うわけです。 例えば、リリースしてから２０年以上経過している JENNIFER ですが、I-MODE-D / HITOY SURFBOARD を語る上では外すことのできない代表的な傑作モデルの１つです。 ２０年

  読み方と意味をよく聞かれるので、 hitoy = hito (名前：ヒロヒトのヒト) ＋ toy (おもちゃ) ⇨ hitoy’s delightful world （私が作る愉快で楽しいおもちゃの世界) の意が込められています。 さて今現在、新規ショップの OEM surfboard のシェーピング依頼はお断りさせて頂いております。 まあ、ローカルのしがないアンダーグラウンドシェーパーにそうそうシェーピング依頼が舞い込むなんてことは滅多にないんですけどね。 だけど、これが稀にあるんでございますよ！笑 「やれば良いじゃん！折角のチャンスな

  BASIC ENIGMA 6.2 x 20-1/2 x 2-23/32 x 38.01 L Pu foam カスタマー：52歳、167cm、66kg、20年 BASIC ENIGMA というサーフボードの特徴とスペックから考えると、このボードがコンプ系では最強中の最強テイクオフを誇ることは間違いのない事実。 さらに、このカスタムオーダーボードが EPS foam だったならもう何も云うことがなかったでしょうが、だけどこれは凄いです。 まずはレングスが 6.2 ということ、そして厚さが 2-23/32 (69.0mm)、浮力が 38.01 L というウ

  初めての JENNIFER にサーフィンがさらに楽しくなったとおっしゃるサーフィン中毒に冒されているお客様からお聞きした話。 先日、海友の方とお互いのサーフボードを交換して乗ってみるということになったそうです。 交換して借りたのはキールフィンがオンタイプで付いている FISH ボード ( 確か海外ブランド )。 重めのボードでサーフボードに腹這いになってパドルをし始めた時はテイクオフが早そうだなあ〜！というのが第一印象で期待していたそうです。 波のサイズは膝から腰、最近の橋前の波です。 いざ乗ろうとすると、自分の JENNIFER ならすでに滑り出し

  超有名なカリスマインターナショナルシェーパーの方が、自身がシェープしている Fish について説明している動画をたまたま観たのですが、 その中で「フィッシュはフロントサイドは調子良く、バックサイドは少し難しいですが、」と日本語の字幕が付いていました。 「そうなんだ！」 「んんん？？？？？、ちょっと待って！」 「自分がシェープしている JENNIFER や KAMUY、そして RETROTIME でもそんな風に感じたことは１度も無いな〜。」 「お客様からも難しいなんて言われたことは１度も無いし。」 そう言えば、 以前に JENNIFER？ か KAMU

  ネクストシェーピングは SASUKE Twin＋。 Twin＋？ SASUKE の Twin fin のことで、 ＋はセンタープラグを意味します。 これは今話題になっている Performance Twin fin サーフボード。 １０数年前から COMP 系サーフボードに Twin stabilizer fin を装着するサーフィンを提案している I-MODE-D / HITOY SURFBOARDS としては今更感がなくはないのですけれども。 これまでの Twin stabilizer fin を付けたサーフボードとの違いは？ フィンのセッティン

  Hitoy original fin clamp ジェット機や宇宙ロケットの精密部品などを製造している(株)タカトモインダストリー社に OEM 製造を依頼して製作した Single Box 用の fin clamp です。 材質は航空宇宙部品に使用される MIL 規格の AL7075 アルミニウム合金から最新鋭のマシンで削り出したこだわりの製品です。 写真は販売からず〜っと使っている fin clamp で、使用後は毎回フィンを取り外して使用して来ました。 レーザーで削り出したロゴマークには変色がありますが、それ以外には大きな変色や塗装の剥がれ、摩耗

  New model / BASIC ENIGMA 上は完成型（お客様のカスタムオーダー）の ENIGMA 6.0、 下はプロトタイプ（テスト）の ENIGMA 5.10。 カメラ（レンズ）の角度による誤差で違いが解り難いかもしれませんが、 ロッカーの違いを比較するために写したものです。 完成品（市販品）ではノーズロッカーが１０ミリ＋になっています。 それ以外での変更はありません。 テイクオフのバカっ速さと安定感はそのままに、 掘れた波での対応力とライディング時におけるノーズエリアの軽快感がプロトタイプに比べてさらに軽くなっています。 BASIC EN

  これは BASIC ENIGMA の HYDRO PLANE HULL。 さて、コンケーブをアップグレードしたという以前の記事を覚えていらっしゃるでしょうか。 今回は画像からチェックしてみましょう！ 上は、マスターデータを元にプリシェープされた HYDRO PLANE HULL にテール部分のロッカー ( FLIP ) をカスタマイズして、これからコンケーブをシルキータッチに仕上げようとしているところです。 下は、数値にしたら１mm にも満たないようなマイクロな世界なのですが、コンケーブの中を流れる水の量と流れ方を改良した最新の HYDRO PLAN

  It’s New CYNTHIA ! アウトラインに変更はありませんが、 テールロッカー、フローテーションバランス、 そしてコンケーブにもアップグレードを施した最新！の CYNTHIA です。 是非お試し下さい！ I-MODE-D / HITOY SURFBOARD すべてのモデルを対象にテールロッカー、フローテーションバランス、コンケーブの見直しを実施し、さらなる高性能化へ向けてアップグレードをはかっています。 今まで以上に素早いテイクオフとスピード、そして回転性能を誇る、 すべてにおいてさらに進化した新しい I-MODE-D / HI