
1950年代から1960年代にかけて流行った PIG。
ワイデスポイントがセンターよりもテール側にあってノーズはナローでテールがワイドなアウトラインなのが特徴のロングボードです。
ボリュームゾーンがテイクオフして立った位置にあるのでボトムターン、カットバックなどのほとんどの操作をこの位置で行います。
ノーズが広いノーズライダーモデルの対極にあるロングボード、ノーズライダーのアンチテーゼといってよいでしょう。
それは、ノーズライディングに偏ったロングボーディングスタイルに異を唱えるもので、もっと自由で軽やかなサーフィンスタイルを提案しています。
そして今、世界中でこのスタイルが注目されているのです。
この PIG というデザインを思い描いた際に頭の中に浮かんだのは、現代のコンペティブなサーフボードでした。
私がサーフィンを始めた時に最初に乗ったボードは 198cm の Single Fin で、ワイデスポイントがノーズよりでボリュームもノーズよりにありました。
この Single Fin はアクセルを踏む時は前に、曲がる時は後ろにスタンスを変える必要がありました。
それからサーフボードは短くなって TRI FIN が主流になるとワイデスポイントはテールよりに移っていました。
テールよりに立つスタンスは、この位置にアクセルからブレーキ、そしてハンドルも備わっています。
PIG のバランスはまさしくこれそのもののではないかと思いました。
先人のシェーパー達はそれを意識していて必然的にそうしたのか?
それともサーファー達の要求に応えていたら偶然そうなっていったのか?
どうなんだろう?などと考えている自分がいました。
Hono に乗った時のライディングフィールはサーフボードの長さは短いですが、それは ROCKET や WAYFARER のようなノーズがナローでテールがワイドなティアドロップ型サーフボードにテイクオフした時のテールよりにフローテーションがあるボードバランスに感覚が似ています。
コンペティブなショートボードに乗ったことのないロングボーダーの方には解らないかもしれませんが、ロングボードの経験がなくとも ROCKET や WAYFARER のようなバランスのサーフボードに乗ったことがある方なら、あの感覚を理解してもらえるのではないでしょうか。
Hono に乗ってみると、新鮮に感じることがとても多く興味深いロングボードです♬