ショートボードのボトムデザインの種類には大きく分けて Flat bottom、Vee bottom、Channel bottom、そして Concave bottom があります
私はすべてのボトムデザインをシェーピングしますが、現在のサーフィンにおいて Concave bottom がいろんなシチュエーションの波やコンディションにおいてデメリットが少なくオールマイティーに対応でき、もっとも優れていると考えています
その考えから、私はシェーピングを始めて間もない頃から Concave bottom を研究して、もっとも最適な正解を追求して来ました
Concave bottom はテイクオフの速さ、スピード、ドライブ、ホールド、そして回転性において他のデザインを超える能力を持っています
それは流体力学などの科学的に考えられた構造から出来上がる機能性の証明でもあります
私には Hydro plane hull と Speed star concave と命名した2種類のコンケーブがあります
基本的にはノーズからテールまでフルにコンケーブが掘られたフルコンケーブボトムです
この二つのコンケーブの違いはコンケーブの深さのバランスの違いで、サーフボードのタイプ、特性、用途によって削り分けています
これはコンケーブの中を流れる水量の違いから生じるエネルギーの違いとなってサーフボードの特徴を際立たせることにつながります
これでゴールに辿り着いた訳ではありませんが、これまでの数十年のシェーパー人生のほとんどを費やして追求して来た Concave bottom がもっともベストなシェーピングに行き着いたように感じています
ここに来るまでにはハワイや日本のティームライダー、そしてカスタマーの皆さんから頂いた膨大なフィードバックがあってのことであり、皆さんには本当に感謝しております